下町だよりBLOG

なぜ日本人は投資が嫌い?

2021年4月2日

こんにちは!

本日から不定期に投資に関する情報をブログにて公開していきたいと思います。

まず今回は「なぜ日本人は投資が嫌いなのか?」という話です。

日本人は金融資産の大半を貯金にまわし、投資にはあまり積極的でないと言われています。

一体なぜなのでしょうか。

日本の高い「現金・預金」比率

下のグラフは日米欧の家計の金融資産構成を表しています。

出典: 「資金循環の日米欧比較」日本銀行調査統計局(2018年8月14日)

現金・預金の比率が、日本は52.5%と圧倒的に高く、金融資産の半分以上を現金・預金で持っていることがわかります。一方で株式等の運用資産(株式等、投資信託、債務証券)の割合は、16.2%に留まっています。日本人が資産運用に消極的であることがわかります。

なぜ投資をしないのか?

なぜ、日本人は投資に消極的なのでしょうか。その理由について、野村総合研究所の調査結果を元に考えてみましょう。

次のグラフは日本人の投資経験者と投資未経験者、さらに投資関心層と投資無関心層に分けて、表したものです。若年層ほど投資経験が少なく、年齢が上がるに連れて投資経験者が多くなります。しかし、投資に関心がある人の割合は若年層が高くなっています。ここで注目すべき点は、投資経験者の少なさと無関心層の割合の多さです。20~40代全体で見ても、投資経験者は27%しかおらず、半数以上が投資に無関心という結果となっています。

出典: 「個人の投資に対する取り組み状況に関する調査」野村総合研究所(2015)

この投資無関心層の投資をしない理由は以下のようになります。

出典: 「個人の投資に対する取り組み状況に関する調査」野村総合研究所(2015)

最も多い理由が「損をすることが不安である」ことから、“投資”にマイナスイメージがあると思われます。「投資はリスクがあるもの」という前提で、躊躇する人が多いようです。

確かに、投資にはリスクを伴いますので、リスクヘッジ、つまり想定されるリスクに対して、さまざまな対策や手段を図ることを学んでいく必要はあります。

しかし、人生100年時代を迎えて、「長く働く」ことや「生活コストの見直し」だけではなく、

資産運用により「資産寿命をのばす」ことを考えていかなければならないと思います。

次回は、「なぜ資産寿命をのばす必要があるのか」についてお話ししたいと思います。

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