下町だよりBLOG

ハイリスク・ハイリターンの資産運用

2021年6月6日

皆さんこんにちは!

不動産特定共同事業を含む資産運用についての情報をお伝えしています。

まず、リスクとリターンについてふりかえってみます。

資産運用において、「リターン」とは運用の結果得られる収益(または損失)であり、「リスク」とはリターンの振れ幅のことです。

リターンの振れ幅が大きくなれば、当然リスクも大きくなります。

したがって、「ハイリスク・ハイリターン」の資産運用は、「短期間で大きな利益をあげる可能性もあるが、大きな損失を生む可能性もある」運用方法といえます。

そのような「ハイリスク・ハイリターン」の運用方法の代表的なものをまとめてみました。

【株式投資】

株式投資の中でも、「信用取引」や「デイトレード」、「超低位株・倒産株の投資」は、短期間でキャピタルゲインを狙うハイリスク・ハイリターンな方法です。

「信用取引」は、自己資金や保有株式を担保として差し出すことで、資金や株式を証券会社から借りて取引をすることです。自己資金の最大3.3倍まで取引が可能で、保有していない株式を証券会社から借りて売る(空売り)こともできます。現物取引と比較して、利益も損失も3.3倍になるということです。

「デイトレード」は、株式の売買を1日で完了させる投資方法のことです。1日の株式の値動きは予想がつきにくく、また激しく動くため、リスクは大きくなります。デイトレードに

さらに「信用取引」も加えるとリターンの幅がさらに広がり、リスクも大きくなります。

「超低位株」とは全体の水準に比べて株価が低く株価が100円を下回るような株のことをいい、「倒産株」とは倒産などにより上場廃止が決まった企業の株式のことをいいます。

これらは株価が安く、少ない資金で大量に取得できるため、業績好転などで大きな値上がりがあればキャピタルゲインも大きくなります。しかし、機を逃さず売買できない場合には、大きな損失を生むことになります。

【FX(外国為替証拠金取引)】

FXは、一定の証拠金を金融機関に預け2つの通貨を売買することで、その為替差益で利益を得ていく資産運用方法です。24時間いつでも取引可能という特徴があり、上手に運用できれば大きなリターンも期待できます。

FXのリスクの1つ目は、為替相場はもちろん世界の様々な情勢に左右されやすい点です。

2つ目はメリットでもありますが、レバレッジを効かせられることです。

自己資本を増大させることなく他人資本の増加によってビジネス規模を拡大させることを、「レバレッジを利かせる」といいます。日本国内にあるFX個人口座の場合、レバレッジは最大で「25倍」になります。

つまり、10万円の証拠金で250万円の取引ができることになります。株式や不動産のような長期運用には不向きなため、短期間で収益化したい方に適した運用方法といえるでしょう。大きなリターンを望めば、全財産を失うような大きなリスクも考えなければなりません。

【商品先物取引】

「将来的にどのくらいの価値になるか」を予測し、売却を約束したうえで金融商品や石油、農作物などを購入する運用方法が「商品先物取引」です。売却を約束した時期に価値が下がっても取引しなければならないため、場合によっては大金を失う可能性もあります。

先物取引は他の投資と異なり、売買期間が定められているという特徴があります。通常の投資であれば、一般的にその金融商品を購入してから期間を区切らずに保有できます。

例えば、株価や通貨の価値が下がった場合、元の価値に戻るまで売却せずに待つことができます。一方、先物取引では取引期間が決められているため、仮に損失が出ていても期限が来た場合、取引を終了して決済をする必要があります。もう少し保有して利益を増やしたい、価値が回復するまでもう少し待ちたい、といったことはできません。

また、差金決済が行われる点も先物取引の特徴です。差金決済とは、購入時点と決済時点での差額、つまり、売買によって生じた差額のみを受け払いする方法のことをいいます。

取引期限までに差金決済を行えば、商品を搬送したり受け取ることなく、「差額(損益)のみを受け取る・支払う」ことで清算されるため、コストは業者に支払う売買による手数料だけで済むという特徴があります。

「あずき相場」、すなわち「小豆の先物取引」といえば「危険な取引」というイメージをもっている年配の方は未だに多いと思います。

当時、小豆は先物取引の中心銘柄(商品)でしたが、現在では、工業製品、輸入農産物などが先物取引の中心となっています。先物取引は、実際に商品を扱う業者以外にも、一般投資家も参加しています。

【まとめ】

株の信用取引、商品先物取引そしてFXは、初期投資の資金が少額で済むというレバレッジを効かせることができます。

爆発的に資産を増やす事ができる可能性がある反面、投下した資金以上の損失が発生する可能性もあり、投資というよりは投機というべきかも知れません。

次回は、「リスクを取る」ことについてお伝えしたいと思います。

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