下町だよりBLOG

SDGsとは?

2021年11月5日

皆さんこんにちは!

不動産特定共同事業を含む資産運用についての情報をお伝えしています。

今回は「SDGs(エスディージーズ)」について、お話していきたいと思います。

皆様は「SDGs(エスディージーズ)」という言葉をご存知でしょうか。

最近は、TVCM等でも見かけるようになりました。

貧困、紛争、気候変動、感染症など、

人類は、これまでに経験しなかった多くの課題に直面し、

このままでは、この地球で暮らし続けることができなくなると考えられています。

そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、

2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。

それがSDGs、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」です。

SDGsに似た言葉にMDGsやESGという言葉があります。

下の表は、それらの違いを表したものです。

MDGsは2000年の国連サミットで採択されたもので、

ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)の略語です。

MDGsは先進国による途上国の支援を中心とする内容で、

その内容も先進国が決めており、途上国からの反発もありました。

そのMDGsの発展版であるSDGsは、誰ひとりとして取り残さないことを目指し、

先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標で構成されています。

ESGとは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」のことです。

ステークホルダー(顧客・取引先・株主・従業員・地域など)への配慮として考えられており、企業の長期的な成長に影響する要素という考え方です。

企業がESGに注目して日々の事業活動を展開することが、

結果としてSDGsの目標達成につながっていくという関係性にあります。

取り組み主体が企業である点がSDGsやMDGsとは異なります。

SDGsは、取り組み主体が限定されていません。

政府や企業、NGOだけが活動に参加するのではなく、

地球に暮らす一人ひとりの個人も課題意識を持ち、

アクションを起こすことが求められているのです。

下の図は、SDGsの17のゴール(目標)です。

日本においても、日本経済団体連合会や各業界団体、地方銀行、

さらに、個別の企業もSDGsへの取り組みを進めており、

すでにビジネスの世界では”共通言語”になりつつあります。

加えて、新型コロナウイルスのパンデミックによって、

環境課題や社会課題への意識は個人単位でも高まりを見せています。

今後、環境課題や社会課題に配慮していない企業は、

消費者にネガティブに映ることが予想され、

利益を生み出すことは難しくなると考えられています。

また、現在の子どもたちは学校教育でSDGsを学んでいるため、

SDGsに取り組んでいない企業は、

優秀な人材を確保することができなくなる可能性もあります。

一方で、SDGsに取り組むメリットは多く存在しているため、

SDGsは「新時代の生存戦略」と呼ばれています。

リスクを回避し、正しく企業を成長させるSDGsもまた、

DX(デジタルトランスフォーメーション)とならぶ、

ニューノーマル時代の重要なファクターと言えるのではないでしょうか。

次回は、SDGsの17のゴールについて確認してみます。

ご質問、ご相談等がございましたら、お気軽にご連絡ください。

誠心誠意ご対応いたします。

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